6月13日は経営情報学会で吉祥寺成蹊大学へ。去年PACISでお会いした関西大学の宮下先生に久々に会いご挨拶。
そういえば、今載せている写真はその時のもの。アデレードからアンティーク調のトラムで25分、終点グレネルグは、
真正面に砂浜と海が広がっている。ビーチのバーから、のんびりとオージービールを飲みながら眺めたサンセットは、
学会発表を無事終えてたこともあり、そりゃ、最高だったのでした。
話を戻します。で、学会は、消費者の意識と行動の変化をテーマにしていたナレッジ系のセッションの発表がお目当てでした。
それも良かったのですが、それより、オルフェウス・プロセスを対象に、指揮者と経営者について考察した多摩大学大学院博士
課程の宇田川さんの発表が面白かった。知識研究は、とくに形式化されない暗黙知となるといかに社会科学たるか、という
課題と直面します。この辺は情報やネットワークを研究する國領研も常に抱えている問題で、共感もあり、宇田川さんがこうした
課題をどう克服されるのか、また、リーダー(指揮者)のいない組織(オルフェウス)を研究することで、リーダー(社長)不在が有り
得ない組織(企業)への示唆を掴もうとする点が興味深く、またどこかで研究の進展を拝聴したいものです。