醤油と牛乳
今日、午前中は早稲田大学のネオロジスティクス研究会に参加しました。
キッコーマンさんの講演でした。同社のロジスティクスの話がメインだったんですが、
大手醤油メーカーの物流現場の話は初めてだったので、とても勉強になりました。
印象的だったのは、「日配品メーカーの物流は本当に信じられない位大変だと思う」というコメント。
一般的な醤油は、高温殺菌するので賞味期限が1年半位。
風味を生かす生醤油の製品ラインは高温殺菌しないので賞味期限がぐんと短くなります。
このへんは、低温殺菌とかロングライフがある牛乳と似てます。
実は今日、午後は、別の場所で明治乳業さんのロジスティクスの話を聞きました。
両社とも情報化が進んでいる大手企業で、液体系の製品ですが、賞味期限1年半がメインの醤油メーカーと、日配メインの乳業メーカーの差は、とても大きい。システムも、人の意識も。
乳業メーカーほど醤油メーカーはカツカツしなくていい、というか。
キッコーマンさんが紀文さんに資本参加した時、紀文さんの工場に赴いたキッコーマンの
社員はあまりの文化の違いに驚いたそうです。
この話も、午後に明治乳業さんの話を聞いて、改めて納得。
ところで知ってました?キッコーマンの卓上醤油ビン。今から40年以上も前の1961年に誕生
してるんですが、このビンのデザイナーは「成田エクスプレス」もデザインした人なんですって。