海洋基本法ができた
海洋政策や海洋資源の活用をテーマにしたパネルディスカッションを聞きました。
楽水会記念講演会「脱・資源小国」−水産からメタンハイドレートまで−
日 時:平成19年5月26日(土) 13:30〜16:30
場 所:東京海洋大学 海洋科学部内 中部講堂
いや〜、面白かった。会場に空席が多かったのが、もったいない。
まさに海洋基本法を来たワーキングチームの座長である小野寺衆議院議員、
内閣官房の大陸棚調査対策室の谷内閣参事官
農林水産省 水産庁魚政部 坂井企画課長
経済産業省 資源エネルギー庁 朝日鉱物資源課長
はじめ、そうそうたるメンバーで、法案成立までの具体的な話や、背景の国際問題、
国土の問題など具体的な話が聞けたのです。
例えば、初めて知ったのですが、・・・ 4月に海洋基本法が成立しました。
この法律ができたことで、やっと近隣諸国との海をめぐる問題に、国として政策的な
対応が取れるようになるのだとか。”どこかの国に拿捕された船長さんも、
国として「返せ」と主張できるようになるです”と聞いて、今まではできなかった
ことを知って驚きました。海に囲まれた国なのに。
他にも海洋政策では、多くの縦割り行政の弊害があったんだとか。言われてみれば、
漁業、貿易、国防など、様々な局面で海は舞台になっており、監督官庁も、国交省、
外務省、経産省、防衛省など複数に渡るわけです。それぞれが、ばらばらに船を出して
海洋に関する情報を収集してたのがこれまで。これからは統合され、内閣府に
”総合海洋政策本部”というのができるんだそうです。
正直いって、これまで「海」についてあまり関心はありませんでした。家族や友達と
海水浴にいく場所、というくらいの印象。それが、今の環境は「海」について様々は
情報が入ってきます。政策の話、マグロの養殖の話、水生生物の話・・・いい環境です。