築地でマグロのセリ見学
今朝は4時おきで5時半から築地でマグロのセリを見学してきました。
食品流通安全管理専攻の流通市場調査(浅沼教授担当)の授業で、
社会人学生さん達と一緒です。
江戸時代から変わらぬ現場とのことで、ITやコードとは無縁の世界
でした。サカナは、卸でさえ当日市場に入荷する品の物量や荷姿
サイズが正確に把握できておらず、したがって入荷スペースは、
「今日のアジは100箱程度くるだろう」と勘で確保しておくそうです。
ただ、トラックが着いてみると、勘が外れていることも多い。
モノと車と人で市場内がごった返すのは、「威勢がイイ魚市場」という
イメージを醸してはいるが、実態は、単に物流管理ができていない
ためで、「物流の効率化と衛生管理が必須である」と、東京都の副場
長さんが豊洲新市場の必要性を熱く語っておられました。
発泡スチロール箱にペンでがんがん印をつけていく様子は、自動で
ITFコードを読んで分配していくような最新のドライグローサリーの
物流センターとは対極で、食品の流通が複雑なことを改めて感じいっ
た次第です。