ID-Busラボ第2回
赤坂アークヒルズでIDビジネス・社会モデルラボ第2回ワークショップ開催。本日は、
1)「ファベックス2004報告」
日本食糧新聞社主催の中食・外食業界の展示会。4/14-16於東京ビックサイト、来場者43,000人。
2)「産地におけるID技術活用の現場から」
私が発表。内容は昨年度、実際に見てきた実証実験現場の報告。
前半がめん羊牧場におけるEID活用実験(英国)、後半が青果物流通におけるRFID活用実験(日本)。
赤坂アークヒルズでIDビジネス・社会モデルラボ第2回ワークショップ開催。本日は、
1)「ファベックス2004報告」
日本食糧新聞社主催の中食・外食業界の展示会。4/14-16於東京ビックサイト、来場者43,000人。
2)「産地におけるID技術活用の現場から」
私が発表。内容は昨年度、実際に見てきた実証実験現場の報告。
前半がめん羊牧場におけるEID活用実験(英国)、後半が青果物流通におけるRFID活用実験(日本)。
慶應義塾大学プラットフォームデザインラボの研究会が7月24日に開催されます。
今回は、地域情報PFグループと食品情報PFグループの共同開催。
地域担当の飯盛さんと一緒に暖めてきた企画で、大物ゲストの講演が実現したのでワクワク。
食品関連のゲストは2名。ひとりは、コープさっぽろの経営再建の立役者、大見理事長。
コープさっぽろは、取引先メーカーに対してPOS情報を開示する「宝箱システム」で有名。
情報をオープンにしたことで、社外からマーチャンダイジングの知恵が集積し、プライシングや
売り場改善、新商品開発等によって、経営再建を実現した。大見さんが参考にしてたというのが、
わが師匠國領教授のオープンネットワーク経営だったらしいんですよね。
という縁で春から取材させてもらってるんですが、自分の本で書いたことが自分の知らないところで
実践されていたなんて、すごいですよ、ホント。ヒトを動かす本を書く。普通じゃないよなぁ。
外に出て改めてそれまでいた場所の価値に気づく。そんな今日この頃です。
もうひとりは、ぴあ株式会社取締役執行役員の大西氏。ライフワークとして取り組んでいる
日本調理師養成塾の設立構想について議論提起をしてくれる予定です。
【プラットフォームデザインラボ 2007年度 第2回会合 開催概要】
日時: 2007年7月24日(火) 15:00〜18:00
場所: 慶應義塾大学三田キャンパス東館6F G-Sec Lab
●テーマ:「信頼形成とプラットフォーム」
組織間関係、地域、もしくは、組織と個人(市民、消費者)との関係に着目し、現場で情報共有・
情報連携に取り組んでいらっしゃる実務家の方を交えて、信頼や協働を支援するプラットフォームの
デザインについて実務的にも、理論的にも役立つ議論を展開します。
担 当: 飯盛 義徳 (慶應義塾大学環境情報学部講師)
小川 美香子(東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科助教)
ゲスト:大見 英明 (コープさっぽろ 専務取締役 理事長)
大西 義威 (ぴあ株式会社 取締役執行役員)
古川 公成 (慶應義塾大学名誉教授、放送大学教授)
柵 富雄 (市民塾事務局長)富山県より遠隔参加
横尾 敏史 (鳳雛塾事務局長)佐賀県より遠隔参加
以上
7月24日の夜は、プラットフォームラボの後、神田の「漁楽洞」で魯山人料理&新日本料理を堪能。
ラボの講演者大西さんと一緒に活動しているのが、漁楽洞のご主人で
「新日本料理と魯山人料理研究会」を開催している保坂氏というつながりです。
魯山人の書物に記されたレシピから、料理を復興するのだそうですが、
文字でしか残ってなくて、誰も食べたことがないから、ひとつひとつのお皿を、想像力を働かせて
作っていくのだそうです。できた料理は、映像に残して、後世に伝承していこうという想いで、
若手の料理人の育成に取り組んでいるそうです。
そんなお話を聞くと、また、より一層、和食が好きになるから不思議なものです。
やはり言葉や、形や、態度にして、きちんと「伝える」ということってとても大事なことなのでしょう。
何はさておき、おいしい、というのが何よりです。
ちょうど1週間前の土曜日、9月1日に「魯山人料理& 新日本料理研究会」に参加しました。
7月のプラットフォームラボでご講演いただいた大西さんにご招待いただいたのです。場所は神田の漁楽洞さん。
大西さん達の取り組みは、日本各地、地域地域に、日本料理の技と心を伝承する「養成所」と、
そうした料理とおもてなしの心を提供する「場」=料亭を、ネットワークしていこうという壮大な構想です。
2年前に始めて以来、ちょうど第20回目だったそうです。
日本の料理文化を守り育てようという活動を着々と進めている現場を垣間見ることができました。
最後に、親方から20代そこそこの若手の料理人さんまで全員が出てきて、自分がどの料理の
何を担当したかを話してくれます。和食の料理人の世界といえば、テレビ番組「拝啓、父上様」など
でしか知りません。実際に料理をしてくれた人の前で、華道家、陶芸家、漫画家…スゴイメンツの
方々に混じって感想をいうのは冷汗でしたが貴重な経験でした。
これから自分なら何ができるか。携帯やインターネットを活用して、情報を発信したい人をサポートする
ことと、そして、情報の受け手がストレスなく楽しめる活用できるコンテンツのあり方を考えて実現する
こと。必要なときに、必要な情報が、必要な形で届くようになったら、暮らしやすくなるはず。
なんだかワクワクしてきます。
写真上左から ・茄子と隠元の黒胡麻和え ・烏賊の花真丈 ・鱸(すずき)と冬瓜の八方煮
写真下左から ・秋刀魚の奉書巻 ・胡瓜胡瓜 ・きつね丼 ・そば茶プリン