Web2.0≠みんな
昨夜の最大の気付き。 『Web2.0 って、みんなじゃなくていいんだ』
利用者(含自分):つながる人は”みんな”じゃなくていい
⇒ 知ってる人/好きなモノ同士だけでつながる、それが”シアワセ”
(ネット上にいる無限の他人はあくまで他人、将来もずっと他人)
事業者:サービスもビジネスモデルも、”みんな”はやらなくていい
※ 昨夜の議論では、”ヒトのフンドシでいける”という表現
⇒ アフィリエイトとか、今ある多様なWebサービスとどんどん連携して、
ユーザによりよいサービスを提供することに注力する
昔より低い初期投資・運用コストでOK、だから、それなりに稼げれば十分くっていける
Web2.0って、概念自体が曖昧なことを差し引いたうえでも、なんかキライなコトバでした。
それが、自分の中で、なぜだったのかが判りました。
「ユーザ参加」とか「SNS」のS:ソーシャルとか、Web2.0というコトバがどことなしに
”みんな”という概念を内包してそうな点が気持ち悪かったんですよね、私は。
”みんな○○なんだから”ていわると、ついつい、じゃ、私も、と思ってしまう自分。
でも、”みんな”が強調されるときほど、実際はそうじゃない。
”みんな”というコトバの与える虚像。”みんな”の持つ危さ。
でも、昨夜、フォーシーズンズホテル椿山荘東京「アンフィシアター」で開催された
日経デジタルコア討論会 「WEB2.0ってそういうことだったのか会議」に参加して、
実際は、むしろ、”Web2.0ってみんなじゃなくていい”ことなんだ、と思いました。
Web2.0世代というのが存在するならば、それは”みんな”を諦めていいことに気付いた世代
なのかもしれません。いや、気付くか否かのレベルではなく、そんなことは考えるまでもなく、
当たり前のように個の時代に対応している世代。
そして”みんな”を諦めきれないのWeb1.0世代。
そんな構図が見えた、というのが私の感想。だから、後半、日経のSさんとKさんやIさんが
やんややんやと話をはじめた頃からが、私としては面白かったです。
ちょっとWeb2.0ってコトバが好きになった日でした。
昨夜のそうそうたるゲスト
> チームラボ 社長 猪子 寿之氏
> はてな 取締役副社長 川崎 裕一氏
> ネットエイジグループ 代表取締役 小池 聡氏
> シックスアパート 代表取締役 関 信浩氏
> フォートラベル 代表 津田 全泰氏
> アイスタイル CEO 吉松 徹郎氏
そのうち日経デジタルコアのサイトにも、報告が載るでしょうので詳細はそちらで。